前回、二度目の診察で関節炎がそれほど改善していないとのことでステロイドを再開することになりました。
3回目以降も、2週間ごとに東大の動物医療センターへ通い、診察を受けるようになったのです。
結論から言うと、約3カ月東大動物医療センターへ通いましたので、今回は、数回の訪問で処方されたステロイドについて記事にしてみます。
愛犬にステロイドを処方され寛解を目指す
東大の動物医療センターへは、約3カ月、ほぼ2週間ごとに地下鉄で通院していました。
我ながら良く通ったなと思います。
東大の獣医師先生の治療方針は、「根本的な関節炎の完治が理想ですが、寛解を目指しましょう。」とのこと。
寛解とは、完治せずとも生活に問題ないほどに治ること。
このまま治ることもあるし、再発する恐れもある状態。
私も獣医師先生の意見には、賛成でした。
寛解を目指すには、ステロイド治療が最善とのこと。
こちらも、ほかに手段がないので納得しています。
問題は、うちのワンコは、ステロイドに弱い体質らしく量を間違えると、すぐに具合が悪くなったり体に異常が現れてしまうことです。
愛犬へステロイド投与された量
東大動物医療センターでは、2週間おきの通院の度にステロイドの薬の量を調整していました。
当然ながら、飼い主の普段の様子を聞いてもらい、体温や問診だけの日もあり、関節炎の数値を測ってもらえたりして判断されていたようです。
表にして少しだけ紹介します。
薬名 | 1日の量 |
---|---|
プレドニン(ステロイド) | 1.25錠×1回 |
プレドニン(ステロイド) | 1.25錠×1回 |
プレドニン(ステロイド) | 0.75錠×2回 |
プレドニン(ステロイド) | 0.5錠×2回 |
プレドニン(ステロイド) | 0.25錠×2回 |
常に変化するわけではないですが、見た目の具合や関節炎の数値が良ければステロイドを極力減らしていく感じでした。
この部分が、いつものかかりつけの動物病院と違うところだと感じた部分です。
ステロイド治療再開で現れたワンコの副作用
東大動物医療センターで処方されたステロイドは、1錠と4分の1(1.25錠)を朝ごはんと一緒に与えていました。
ステロイドを処方されるのは初めてではないので、どんな感じになるのかの概ねの予想もできました。
だからこそ、自宅でも注意深く観察していたのです。
ステロイドを飲まない時と、すごく変わった部分を紹介します。
先生も仰っていましたが、副作用は犬種よりも犬自身の個体差が大きいようです。
体毛が大量に抜け短毛種のようになる
ステロイドの薬を飲み始めたのが桜が咲くころでした。
犬には換毛期があるので、多少の抜け毛がある時期です。
しかし、うちのワンコはトイプードルとマルチーズのミックスなのでシングルコートで、換毛期になってもほとんど抜け毛がありませんでした。
ところが今回は、目に見えて抜け毛が凄かったです。
ちょっと抱っこするだけで、毛だらけになりますし、頻繁に掃除機をかけないといけない状態でした。
暫くすると、見た目も薄くなってきたのです。
暑くなるころにカットしたところ、ピンシャーのような短毛種のワンコのような見た目になりました。
上の画像だと、急に痩せて弛んだ皮とあばら骨が見えて痛々しいですね…。
喉が渇き水をよく飲むようになる
ステロイドを投与すると最初に挙げていたとき同様、とても多くの水を飲むようになります。
うちのワンコは夜でもゲージに入れないので、朝起きると水飲み用のウオーターボウルが半分になっていたので、夜中だけで100ml以上は飲んでいるようです。
当然ワイドのトイレシートも2枚用意する日々でした。
血糖値が異常に高くなる
水を多く飲むのは、糖尿病のせいもあると思います。
ステロイドを多く飲んでいたこの時期は、朝と夜のご飯時に、血糖値を測るととても高くなることがありました。
多い時は、測れる限界の600mg/dLをオーバーしていることも多かったです。
当時は、まだインスリンの量を自分で管理していなかった時期だったのもあります。
下痢が酷くなりビオフェルミン錠が欠かせなくなる
最初の頃、ステロイドが1日1回あげていました。
しばらく投与していると、下痢が止まらなくなり、酷い時は血便もあったりしたのです。
慌てて東大に電話してみると、市販の人間用のビオフェルミン錠を買って飲ませてみては?とのことだったので、薬局で買いました。
下痢の時だけ限定で、上げるようにとの指示を守って投与していました。
次回から、ステロイドの量を一緒のまま朝と夜2回にしてもらったのです。
そうすることで、下痢は徐々に収まっていきまいた。
まとめ
東大動物医療センターのまとめにするはずでしたが、長くなったのでステロイドを与えたことによる副作用の一部をお伝えしました。
しかし、本当に大変だった副作用は、もう少しして現れることになります。
次回は、インスリンを私たちが直接打つことになった話と、東大動物医療センターの続きを記事にしたいと思います。
コメント