「それでも犬を飼いますか?」
とても刺激的なブログタイトルにしたのは、犬を飼うにはとても覚悟がいるからです。
ここで紹介している我が家のワンコを飼い始めたのは、東日本大震災の年の夏でした。
友人から「ペットが売れなくて困っている知り合いのブリーダーがいるから行ってみない?」との一言でした。
ペットを飼う気はなかったのですが、余りにも熱心なので行ってみることにしたのです。
因みに、のその友人は2匹のワンコを飼っています。
ペットショップも兼ねている場所で、母犬と一緒に寝ている2匹の兄弟を見たのが最初でした。
当時はまだ珍しいトイプードルとマルチーズの両親から生まれた雑種。
店主の説明によると、普段は、生まれる前に予約で埋まっているはずが、大震災の影響でキャンセルになったワンコが多くなったそうです。
そこで積極的に紹介されたのが、生後4カ月ほどの大きくなった黒いトイプードルのワンコ。
大きくなったので、なるべく早く飼い主さんを見つけたいとのこと。
我が家は賃貸ですがペットはOKだったので、前向きに検討するということでその場を離れたのです。
これで、友人の義理は果たしたはずでした。
犬を飼うということ
2週間ほど経ち、携帯に見覚えのない番号から電話があったのです。
電話に出てみると、ペットショップの店主から。
なんでも、黒のトイプードルの飼い主が見つかりそうなのでもう大丈夫とのこと。
そうなると、何だか寂しくなるものです。
実は、8割方飼う気になっていたのです(笑)
冗談半分でその旨を店主に伝えると思わぬ答えが…
「最初に見た生まれたばかりの兄弟犬を覚えてますか?」
ブラウンのトイプードル母犬の横で寝ていた2匹の兄弟犬。
こちらは血統書がない雑種だとの説明を受けたワンコです。
覚えていることを伝えると、こちらもキャンセルが出ているのとのことでした。
当時はまだ珍しかったミックス犬のマルプー
2週間ほどの後、友人と共にまたペットショップに訪れたのです。
今回の目的は、前回生まれたばかりだった2匹の兄弟犬。
生まれたばかりのワンコは、父犬がマルチーズなので色が若干違っているミックス犬。
今ではそれほど珍しくないですが、当時はミックス犬はメジャーではなかったはずです。
まだ、生後1ヶ月ほどのワンコ兄弟は必死に母犬のおっぱいを貪ってました。
タダ同然の価格で引き取ることに
両親犬は、去年にも交配して元気な子供が生まれたそうです。
その動画を見せてもらいながら、いろいろな説明を受けました。
こちらは何も言っていなかったのですが、両親犬の血統書も見せてもらい近親交配の問題もないとのこと。
雑種なので、血統を追えなくてどんな血統なのか不安になる方もいるので、みなさんに説明しているのだそうです。
話しはとんとん拍子に進んでいき、気になるワンコの金額を聞いていないことに気が付きました。
最初からもらってもらえるなら経費だけで大丈夫と伝えられていましたが、こちらが恐縮するほどの安い金額での譲渡だったのです。
生まれたのが2011年5月で、うちに来たのが9月。
最初から元気だけが取り柄のようなワンコでした。
犬を飼うという覚悟
私の実家では、子供の頃にマルチーズがいて、16年生きていたので、子供の頃はほぼワンコがいる生活でした。
相方は、犬を飼ったことはないものの反対はしないとのこと。
犬を飼うというのは、衝動買いで済まされる問題ではないことも理解しています。
今後15年前後、最後に看取るまで育てる覚悟が必要です。
一目惚れで買うのを否定するわけではありませんが、相当の覚悟と責任が必要ですよね。
病気やケガはある日突然やってくる
うちの犬は幸い病気らしい病気をシニア期になるまで経験しませんでした。
それでも、日々の散歩やお手入れは欠かすことはできません。
1年365日ずっとです。
これからワンコを飼おうとしている方、今はまだ元気なワンコと過ごしているあなた、今後ずっと同じように健康な日々が続くと思いますか?
私も想定していたものの、現実に直面すると、驚き困惑する毎日でした。
そんな私と大好きなうちのワンコの関節炎、そして糖尿病への始まりと闘病生活からの経過をお伝えいたします。
最初のほうの記事は、タイムラグがありますが、現在進行形の体験談です。
ワンコとの楽しい毎日がいつまでも続いてほしいと願う方に、また現在、私の愛犬と同じように闘病中の方にも、何かしらのヒントになればと思い、ブログで発信することにしました。
「それでも犬を飼いますか?」
恐らくどんなことがあっても「はい」と答える自信はあります。
どうぞよろしくお願いいたします。