前回の記事では、ワンコの診察を元のかかりつけ医の動物病院に戻したことをお伝えしました。
内容的には、インスリンの量を間違え低血糖症になった経緯など。
その後、経過観察も兼ねて、近所のかかりつけ医の動物病院に月イチで通っていました。
ようやく体毛が生えるようになってきて喜んでいたのです。
しかし、安心もつかの間、ステロイドによる副作用で今まで現れていなかった白内障になってしまいました。
今回からは、この白内障になった経過やこれからのこの病気との戦いを記事にしていきたいと思います。
ステロイドを減らすためにシクロスポリンも併用している
ステロイドに併用して、関節炎に効果があるというシクロスポリンという薬も飲ませています。
東大動物医療センターでも、この薬を処方されていました。
因みに、それ以前は、同じような薬でアトモアチュアブル(免疫抑制剤)という薬でした。
この、関節炎に効果があるらしいアトモアチュアブルもシクロスポリンも錠剤なのですが、結構高額の薬です。
1日1回の飲み薬で1回400円ほどになります。月にすると約1万2千円。
それを、今回から少し安く済むようにと、液体のシクロスポリン「シクラバンス」に変更になったのです。
小さな水鉄砲のような注射器で口を開けさせ、口の中に噴射して与える薬。
慣れるまで大変でしたが、それほど嫌がることがなかったです。
我が家のワンコは、3メモリで朝1度だけ。人瓶で1か月ほどもちます。
「シクラバンス」のお値段は、1万円ほどなので、ランニングコストは1日333円になり、少しだけお安くなりました。
最終的には、ステロイドよりも副作用があまりないとされるシクロスポリンにして、その服用もなくすのが目標になります。
しかし、うちのワンコはシクロスポリンの効果は、なかなか現れてこなかったです。
夜の散歩中に左側の電柱によくぶつかるようになる
病気になる前の、うちのワンコは散歩が大好きでした。
元気のバロメーターといってもいいくらい。
しかし、この頃になると、体調がよくなったのか以前のように散歩に行きたがるようになったのです。
散歩になるとテンションが上がるので、最初のほうはリードを引っ張られるほど、率先してグングン前に進みます。
(そんな散歩のしかたは本当は良くないのかもしれませんが…最初だけなので)
そんなある日から、夜暗くなってから散歩しているとよく電柱にぶつかるようになったのです。
目をじっくり観察すると、少し白く濁っていた左目の症状が進行ような感じ。
獣医師先生の言葉が蘇る
ひょっとして、左目は見えなくなっているのかもと少し怖くなりました。
突然のことで驚くと同時に、かかりつけ医の獣医さんに言われた言葉が頭をよぎったのです。
糖尿病の影響で白内障になることがあるから気を付けて
その日から、もうひとつの副作用と戦うことになったのです。
動物にも眼の専門医がいるが今のままでは治療できない
暫くして診察の日になったので、そのことを獣医師先生に伝えました。
すると、はっきりとこう言われました。
これは白内障ですね
左目は、まだうっすら見えているようだけど明るさしかわからない程度だね
右目も前より淀んでいるので悪くなってきています
ステロイドの副作用なので、薬を止めたら進行が治まるかもしれないし、そのまま悪くなっていくかもしれません
とのこと。
完全に失明はしていないけど、暗くなると障害物を見分けられなくなっているそうです。
目薬もあるけど、治すことはできないらしく効果も不明とのこと。
どうしたらいいのか相談したところ、人間と同じで犬の目にも眼科の専門の動物病院があるそうです。
人間と同じで、白内障は見えなくなっても治すことができるかもしれないとのこと。
一瞬喜んだのもつかの間、
ステロイド治療中で、数値が落ち着かないと白内障の治療は難しいかもしれない
と言われ、ガッカリしたことを覚えています。
落ち着いたら相談してみたらとのことで、先生が知っている中で面識はないけど一番の名医の眼科の先生を紹介してくれることになりました。
面識はないけど紹介してくれる名医とは、相当な名医さんなんだと納得したのです。
まずは、数値を安定させるように経過観察から始めることになりました。
散歩も、明るいうちにするようになり、なるべく見える右目で対応できるように右側に電柱があるルートを選ぶようにしたのです。
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