愛犬が低血糖症になりハチミツをなめさせる|かかりつけ医の動物病院へ戻る

かかりつけ医の動物病院に戻る|愛犬が低血糖値になりハチミツをなめさせる
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コロナ禍でのテレワークから徐々に出勤する機会が増えたので、東大動物医療センターへ通うのが大変になりました。

前回の記事でお伝えしたように、元々お世話になっていたかかりつけ医の動物病院へ戻ることにしたのです。

私の事情でセカンドオピニオンを受け、先進獣医医療の診察をしたことは、飼い主として、ごく普通のことと理解していただけたのです。

私自身が思っていた疑問も解け、勝手知ったる動物病院の獣医師先生なので、不安はまったくなくなり、またお世話になることになりました。

そんな折、かかりつけの動物病院へ戻ってしばらくして、インスリンの量を間違え、いわゆる低血糖症になったのです。

人間に限らずワンコも「血糖値が低くなると命に関わる重大なこと」、ということを知っている人は少ないと思いますので低血糖症になった経緯などを記事にしてみました。

目次

東大動物医療センターでの治療の経過は伝わっていた

東大動物医療センターでの治療の経過は伝わっていた
待合室のモニターより

近所のかかりつけの動物病院は、数人の獣医師先生がいて、土日も診察しています。

現在は、コロナの影響で完全予約制になっていて、前もっての予約をして伺いました。

4カ月振りですが、電話で数回お話させていただいていたので、そんなに違和感はありません。

ワンコのほうも先生のことを覚えているようで安心です。

かかりつけ医

東大のほうからすべての資料は受け取りました。

とのことで、しばらくは現在の治療方針を継続していくことになりました。

余談で、「いくらぐらい治療費がかかったのか?」を知りたがっていたので、ペット保険の請求に必要だった資料がタブレットに残っていたので、それをお見せしたのです。

すると、意外なご意見が。

かかりつけ医

意外に安いんだ
うちの系列で同じ検査をやったとしたらもっと高くなっていたと思う

ちなみに、この動物病院は繋がりのある2次診療施設もあり、出身大学の大学動物病院のことを言われているのか不明です。

やはり、先進獣医医療の整っている動物病院は高いんだと改めて思いました。

まずは血糖値の管理はしっかりして様子をみる

元々のかかりつけ動物病院へ戻ったことで、振り出しに戻った感じですが、私自身が愛犬に対する知識が深まりました。

そのことで、東大動物医療センターへ行ったことは良かったとポジティブに思っています。

ネガティブになっても良いことないですしね。

1日にあげるステロイドの量を徐々に減らしていく

1日にあげるステロイドの量を徐々に減らしていく

かかりつけの動物病院も東大動物医療センターと同じですが、今後の方針として、副作用が激しいステロイドを徐々に減らしていきながら、関節炎を寛解(かんかい)していく治療になります。

当時、ワンコの目に見えてわかる副作用は、主に3つです。

目に見える副作用

  • たまに下痢をする
  • 痩せたのが戻らない
  • 毛が抜けて薄くなったのが戻らない

当時、何もなければ月に1度、かかりつけの動物病院へ診察に通っていました。

そのたびに、ご飯の前に測った血糖値の推移をまとめたグラフを見せ、それに応じてステロイドの量を調整するかたちです。

実際に、1日に1錠の半分(2分の1)だったのを、4分の1まで減らしていきました。

愛犬が低血糖になりオロオロする

愛犬が低血糖値になりオロオロする

ある日の朝7時半ごろ、いつものようにワンコにゴハンをあげ、インスリン注射をし、テレワーク(在宅勤務)していました。

ちなみに、550mg/dlほどだったので、インスリンの注射器のメモリは5。

当時は数値と同じぐらいのメモリ数をインスリン注射していました。

お昼前11時ぐらいになり、なんとなくワンコを見ると「ハアハア」と落ち着きがない感じです。

それほど気にすることなく仕事をしていて、お昼になるころにワンコが近づいてきたのですが足元がおぼつかずふらつきだしたのです。

こちらに向かいたくても立つことができず、倒れては立つを繰り返す感じです。

オロオロするだけでどうすることもできず、すぐに動物病院へ電話しました。

低血糖を疑うべき

電話を待つ間もワンコはハアハアや震えが止まらず、肉球も冷たく感じます。

獣医師先生が電話に出て、すぐに行動を起こしました。

かかりつけ医

血糖値を疑ってみて
まずは血糖値を測って50以下だったら
砂糖かハチミツを水で薄めてあげてみてください

電話で指示を仰いている途中で、以前通っていたときに言われたことを思い出したのです。

まず、血糖値を測りました。

低血糖を疑うべき

すると数値は、20mg/dl未満

まさに低血糖症になっていたのです。

ハチミツを水で薄めてなめさせる

すぐに、家にあるハチミツを水で薄めてあげてみました。

我が家のワンコは、多分生まれて初めて飲む不思議な味の飲み物だったと思います。

何の疑いもなく大匙5杯ほどのハチミツ水を美味しそうに完飲し、飲み終わってもずっとお皿をなめるほど気に入ったみたいでした(笑)

犬を飼っている人はご存じのように、ハチミツにはボツリヌス菌が含まれているので子犬や病気のワンコには要注意な食品です。

驚くほどすぐに結果はあらわれ、ハアハアも収まり、普通に歩けるようになったのです。

暫く、経過観察をして元に戻ったようなので獣医先生に電話でその経緯をお伝えしました。

かかりつけ医

その対応で大丈夫だと思う
しばらく様子をみてみて血糖値を測って低くなってなかったらもう大丈夫でしょう

とのことでした。

すぐに測ってみると70mg/dlほどに回復していて、午後のゴハン時には150mg/dlほどになっていて安心したのです。

心配なら病院に来て良いと言われましたが、大丈夫と判断しその日は行きませんでした。

安易に考えていた低血糖のことを気にするようになる

インスリンを打つことになった時に獣医師先生に言われた、低血糖に注意すること。

高血糖で死ぬことはないけど、低血糖症だと死ぬことがある

このことを実感した瞬間でした。

もし、外出していたときに低血糖症を発症したと思うとゾッとします。

先生と相談して、血糖値が高くてもしばらくメモリ4に留めることにしました。

まとめ

インスリンの恐怖についての話は以上になります。

人間同様、糖尿病になると必ず必要になる、インスリン。

人間だと自分の体調に合わせて打つことができますが、ワンコは態度で示すこともしゃべることができません。

飼い主が観察し、適切に処置することが重要だと改めて思った次第です。

次回は、もっとも恐れていた副作用についての話を記事にしてみたいと思います。

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